サンキュー！ミュージック！

拝啓　愛するV6へ

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2021年3月12日、あの日仕事で一日中忙しくしていて、夜まで携帯を触ることのできない日でした。
仕事が終わり、帰り道に携帯を開いた瞬間飛び込んできた、『V6 解散』の文字。
何か悪い夢でも見ているのではないか。何かの間違いなのではないか。
きっと、前によくみたデマの解散報道なんかじゃないのか。
でも、ファンクラブのお知らせ欄には「大事なおしらせ」の文字が書いてあった。

まさか、自分が応援していたグループがなくなってしまうなんて。解散を考えていて、決めてしまったなんて。
まさか、こんな未来がやってくるなんて。

80になって杖ついても、ボックスステップでもいいから、V6でいて欲しかった。
もう踊らなくてもいいから、居なくならないで欲しかった。
何かしらの形でいいから、V6という名前を残して欲しかった。

でも、FCの動画を見て、６人らしい、優しい言葉の選び方で伝えてくれて、お互いを尊重して、そっと寄り添ったり離れたり、ユラユラ続けてきた6人らしい答えなのかなとも思う。キラキラしたまま26年の年月と、思い出を宝石箱に丁寧に、閉まってくれるんだなと。

毎年、11月1日になると、2015年を思い出す。
あの頃は就活生で、就活もプライベートもうまくいかないことが多くて。
ぼーっとテレビを見ていて目に入ってきたのが、当時20周年を迎えて露出が多くなっていたV6だった。
学校へ行こう！の世代で、なんとなく、かっこいいお兄さん達、と思っていた6人が、素敵な大人の6人になっている。
そういえば、小学校のころ犬夜叉が好きで、CHANGE THE WORLDも大好きだったな…。
なんて思い見ていくうちにどんどんと6人の魅力にハマっていった。今までジャニーズに興味無かったのに。まるで魔法がかかったかのような気持ちだった。6人がキラキラして見えた。

ジャニーズだけのことを呟くアカウントを作るのが少し照れ臭くて、検索をして情報を仕入れていた。
大学の近くのTSUTAYAの、ジャニーズコーナーのV6のところで、どのベストアルバムを買うか、
友人と連れ立って1時間くらい悩んで購入をしたことを覚えている。
20周年最終日の代々木で、外にいるファンのために音漏れ解放をしている、なんて今聞いてもびっくりするし、それほど6人が愛されているグループで、ファンのことを思ってくれているグループなんだな、と思った。それは今も変わらないよね。

悲しくても、寂しくても、6人が前をむいている限り、最後にどんな景色が見れるのか、付いていこうと思った。どれだけ、綺麗な景色が待ってるんだろう。
今が最高である、6人の姿を少しも見逃したくなかった。
途中で色々思うこともたくさんあった。なんで解散しちゃうのって、6人で歌うことも踊ることもやめないで、やっぱり解散やめようよって。
でも、寂しいって思わせないように、新曲やらアルバムやら、ツアーももちろん、企業とのコラボや怒涛の音楽番組、バラエティ出演、最後までたくさんの愛で埋め尽くしてくれた。
V6のお家芸、唐突にくる異常な量の供給が愛おしかった。
言葉で、ダンスで、歌で最後まで私たちファンに伝えてくれてありがとう。

4年前のThe ONESコンサートで、横アリに入った時井ノ原くんが「V6を選んでくれてありがとう」って言ってくれてたんだよね。
今回、埼玉公演に入ることができて、最後の挨拶でおんなじことを言っていた。
その時も、ありがとうって言いたいのはこっちだよ、って思った。

26年間ずっと踊り続けてくれて、歌い続けてくれていなければ、選ぶっていう選択肢だってできなかった。
ずっと6人がV6であり続けてくれてありがとう。
いつだって、今までも、この瞬間も、V6は最強でかっこよくて素敵で可愛くて最高のグループです。
この6年間出会ってくれて、応援をさせてくれて、毎日幸せをくれて、こちらこそV6を選ばせてくれて、魔法をかけてくれてありがとう。

あとね、途中のMCの時も最後の挨拶の時も、子供たちに、ママ達に気をかけてくれてるのがとても素敵だなぁって。泣いても外行かなくてもいいよ、周りの人があやしてくれるから、それで泣き止まないならステージに上げてくれれば6人であやすよ！って言ってて。
話の途中で子供がキャー！って言ってもかわいいね、なんて言って。
マスクしてて辛いよね、フェイスシールドも見づらいよね。マナーを守ってくれてありがとう。そんな素敵な大人達を見ているから、子供たちも素敵に育つね、そんな素敵なみんなが僕たちの誇りです、って。

未来のために、子供たちのために、より良い世界を作ろうよ、ってずっと言ってくれる、学校へ行こうで学生たちが頑張ってる姿を見て一緒に泣いている、あなた達の姿がとてもわたしにとっては誇りです。
何目線？って思うけれど、みなさん、本当に心が暖かくて、優しい、立派な大人になられたんだなって思います。
あなた達のような、素敵な大人になりたいです。

正直、まだまだ寂しくてしょうがないです。
でも、ありがとうと大丈夫を君に、と歌ってくれたので、きっと大丈夫になる日がくると信じています。
下を向きそうになった時、V6の曲を聞いたら前を向けるようになる気がする。
今までみたいに嬉しいこと悲しいこと、いろんな事、多くの人に愛され、支えてくれた音楽があれば。
離れていても、会えなくても、私たちファンのことを想っていてくれた、その気持ちがあれば。

今日も最後1秒まで会場の隅から隅まで見て、思いっきり手を伸ばしてふって、感謝を伝えてくれてありがとう。これでサヨナラじゃないもんね。
ヒロシの仏像は建立してください。
「この6人がーー！！ぶーいしーーっくす！！！」ってくれてまたべそべそに泣いた。そうだよ、あなた達6人がV6だよ。誇りを持って、続けてくれてありがとう。とっても、キラキラで、綺麗で素敵な宝石箱にたくさんの思い出と幸せが詰まった終わり方だったなと思います。

この6人を好きになれてよかった。
出会うべくして、この6人はグループになったんだと思う。きっと、来世もV6だと思うよ。WAになって踊っててね。

今までも、これからも、ずっとずっと、6人のことが、V6のことが大好きです。

どうかこれからの道にいっぱいの幸せと光が降り続けますように。

そして、また、どこかで6人に会えますように。

あふれるほどの感謝と、愛をこめて。

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